陶郷中尾山

中尾山

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「中尾上登窯」

中尾山の始まりは正保元年(1644)

中尾山上登窯が1640年代ごろに開窯されました。

中尾上登窯は開窯当初は青磁を主体的に生産しその後、海外輸出品を盛んに生産していたとされています。

寛文元年(1661)もしくは寛文5年(1665)に中尾下登窯が開窯され、2基の登窯で海外輸出品を生産し、代表的な品は染付雲龍見込み荒磯文碗と呼ばれる大振りの碗が挙げられています。この器は外面に二匹の龍と雲、内面中央に荒磯文と呼ばれる波間から魚が跳ねている文様を描いています。

そして貞享2年(1685)に大新登窯が開窯しました。大新登窯は輸出品は発見されてはおらず、くらわんか手生産のために築かれた窯であったことが考えられるとされています。

大量生産期であった中尾郷は中尾上登窯、下登窯、大新登窯の3基で焼き物の生産が続けられ、窯の部屋数は上登窯が33室、下登窯が26室、大新登窯が39室あり、全長は上登窯 約160m、下登窯 約120m、大新登窯にいたっては約170mと巨大な規模を誇り、大新登窯の全長はこれまで確認された中でも世界最大、上登窯は世界2位の規模である。

中尾郷における1年間のやきものの生産量は21,966俵。現代において俵積めを再現した際、1俵に約100個の茶碗を詰めることができる。このことから、年間200万個以上、1日当たりに換算すると約5,500個の茶碗が生産されたことになる。

当時の中尾郷では莫大な量のやきものが日々産み出されていたことは間違いない。

 

桜陶祭

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4月第1土曜日、日曜日に開催されます。

約22店舗での陶磁器の販売を行い、各社独自の技法で作られた作品を手に取って見てはいかがでしょうか。

また、桜の季節でもありますのでお花見を楽しみながらの散策もおすすめです。

昼食は各窯元が販売する陶箱弁当があり、毎年違った器がセットになっていますのでそちらもぜひお楽しみください。

 

秋陶めぐり

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10月の最終土曜日、日曜日に開催されます。

秋陶祭では、日頃お世話になっている皆様へ感謝の思いを込めて各社が考えた『おもてなし』をおこなっております。

穏やかな町並み、各社の陶磁器をお楽しみいただきながら、それぞれのおもてなしをぜひご満喫下さい。

 

陶器市


4月29日から5月5日の期間に開催される、波佐見陶器市。

国内外から多くのお客様がお越しになり各社独特の器や生産者と直接お話ができるためお客様も喜んでいただき、私どもも次の作品に生かせることも魅力です。

陶磁器の販売だけではなく波佐見町のさまざまなものを販売しております。